【初心者向け】アパレルECビジネス専門用語5選

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今回は、アパレルECサイトに携わる人なら知っておきたい専門用語の紹介をします。

どの業界にも中の人たちしか使わないような言葉ってありますよね。

アパレルEC業界にも難しい用語がたくさんあります。

僕は現在アパレル系ECサイトの開発会社でディレクターをしています。

僕もこの業界に飛び込んだばかりのときは、エンジニアやディレクターが何を言ってるのかさっぱりわからず必死にググっていました。

そんな経験をもとに、アパレルECサイトに関わっていると必ずと言っていいほどよく出てくる用語を5つピックアップしました。

できるだけわかりやすく書いていきますので、新入社員の方や初めてアパレルECを担当するディレクターの方などは参考にしてみてください。

プロパー価格

プロパー(proper)とは英語で「正規の、本来の」という意味です。

アパレルEC業界ではよく、値下げをしてない商品のことを「プロパー価格」と言います。

逆に、「セール」や「バーゲン」など割引価格で販売している商品は、プロパー価格じゃない商品ということです。

この単語がよく出るシチュエーションはサイト分析をする時です。

例えば、ある月によく売れた商品があったらプロパー価格だったのか、セール価格だったのかとか、セールの振り返りをする際の比較対象としてプロパー価格の時はどうだったのか、などプロパー価格の分析をすることは多いです。

SKU

SKUとは「在庫最小管理単位」のことです。

英語のストック・キーピング・ユニット(Stock Keeping Unit)の頭文字の略称です。

例を出して説明します。

なんでもいいです。Tシャツとしましょう。

例えば以下のように1つのカラー、1つのサイズしかバリエーションが場合、SKUは1です。

カラー:グレー
サイズ:M
SKU→1

以下はどうでしょうか。この場合SKUは3となります。

カラー:青
サイズ:S / M / L
SKU→3

以下の場合は、SKUは9となります。

カラー:ホワイト/ブラック/グリーン
サイズ:S / M / L
SKU→9

SKUはアパレルのECサイトに関わっていれば様々場面で出てくる単語なので必ず理解しておきましょう。

ささげ

ささげとは以下の業務の頭文字をとった言葉です。

  • 「さ」:商品の撮影
  • 「さ」:商品の採寸
  • 「げ」:商品を紹介する原稿

ECサイトでは店舗で買うよときのように試着したりすることができないので、このささげ業務で得られる写真や文章など商品情報がとても重要となります。

この言葉がよく出るシチュエーションとしては、サイトの開発時や、新商品の公開をする時です。

サイトを開発時にはささげを依頼する業者を検討したりします。

新商品を準備する時には、ささげの工程がどのくらいかかるかも考慮して公開日を設定する必要があるので、よく話題に挙がります。

B品

B級品の略語です。

いわゆる不良品のことですね。

機能上の問題はないですが、外観に細かな不良がある商品を指します。

具体的には、縫製不良、汚れ、サイズ違い、パーツの不備などです。

逆に外観、機能ともに問題ない商品がA品。もっとひどい不良品はC品と表現されます。

この言葉がよくでるシチュエーションは、返品があった時です。

B品だったから返品されたのか、A品だったのに返品されたのかとか、社内で「返品理由はB品のため」などと共有することがよくあります。

オムニチャネル

商品を販売している様々な場所を連携させることです。

オムニ(omni)は英語で「あらゆる」という意味で、チャネル(channel)には「ルート」などの意味があります。

例えば、実店舗やECサイト、SNSなどさまざまな販売場所を連携させて、顧客がどこからでも購入できるようにすることです。

もしあなたがユニクロで何かを購入しようとして、サイズの在庫がなかった時どうしますか?

おそらく他の店舗に在庫がないか調べてもらうか、ECサイトで探すのではないでしょうか。

複数の販売チャネルで在庫が連携していれば、他の販売ルートで顧客へ商品を提供することができ、販売機会の損失を防止することができます。

僕はサイトのディレクターなのでそこまで日常的にオムニチャネルを意識することはないのですが、ブランドさんは店舗とECの在庫や売上を日々管理しているので、ブランドさんとの打ち合わせではよく出るキーワードです。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

仕事では様々な人との関わりがあるので、専門用語を理解すればコミュニケーションをスムーズにすることができます。

ただし、立場や環境によっては用語の使い方が違ったり、シーンによって使い分けされていることなどもあります。

もし認識違いがありそうだと感じた時や、言葉の意図がわからなかったりしたら恥ずかしがらずに確認しましょう。

僕もそういうことは今まで何度もあって、時には知ったかぶったりすることもありましたが、それは何か事故につながったり自分の信頼を落とすことにも繋がりかねないので注意が必要です。

「的外れなことを言っていたらすみませんがそれは○○という意味ですか」など、謙虚な姿勢で話せば相手も理解してくれると思いますよ!

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